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月桃の昔話し [月桃のお話し]

沖縄の昔々の話しです。


沖縄の首里に金城という地域があります。

首里城の有る所から数分の場所です。

その近くに兄妹が住んでいました。

両親は幼い頃に他界し、二人で生活をしていたそうです。

妹の名前は「ウター」と言います。

年頃になった妹のウターは久高島に嫁いたそうです。

残された兄は、妹のいない寂しさからかだと思いますが

お酒におぼれ、荒んだ生活になってしまいました。

そんな生活を繰り返しいたから、近所の人たちは首里から兄を追い出してしまします。

そして転々と住む所を変え、沖縄の南部地方の大里村に住み着くようになりました。

大里村の山間に頃合いの洞窟を見つけた兄は、その洞窟をねぐらにしました。

このような生活は兄を人格まで変えて行きます。

お腹が空けば村に行き。夜な夜な家畜を襲って食べるようになり

地元の村人からは大里ウナー(大里の鬼)と呼ばれ、恐れられるようになってしまいました。
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そんな話しを人ずてに聞いた妹の「ウター」は、とても悲しみ、鬼となった兄を退治する事を

決心します。

子供の頃ら兄の好物だった「カーサームーチー」を作り、その中に釘を仕込みます。

そして、「カーサームーチー」を持って大里の洞窟まで行きました。

洞窟の手前は眺めの良い谷があります。

谷を背に兄は座り込んでいました。

そこに座っていた兄には、昔の面影はもうありまえん。

ヒゲは伸び放題、頭髪は方まで伸び、村人の言うように鬼の姿をしていました。

妹に会う事のできた兄は大変喜び、目の前の「カーサームーチー」を口いっぱいに放り込みました。
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すると、口の中の釘が刺さり、口の中は血だらけになってしまします。

兄は、驚きこんなに口から血が出てきたと怒り始めます。

妹のウターは、

「私もこんなに血だらけよ」

そう言って、妹は兄の前に腰をおろしました。

その時でした。

※前もって言っておきますね
きっと妹は生理だったのでしょう。

自分の足を開き大胆に股を見せたのです。

驚いた兄は、立ち上がって谷の方へ後ずさりします。

その瞬間を妹は見逃さなかった。

すかさず立ち上がった妹は、力を込め両手を兄の胸に「ドン」と押し当てました。

そして谷に突き落としてしまいます。

谷から落ちた兄はもう村を襲う事は無くなったそうです。

と言う話しです。



ここで、出てくる「カーサームーチー」とは月桃の葉で餅を包んだお菓子です。

昔、病気は全て鬼の仕業だと考えていました。

月桃は魔除けとして今でも沖縄で使われています。
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